トマ・モレ バタール・モンラッシェ・グラン・クリュ 2022

シャサーニュ村トップのひとつだった父ベルナール・モレから2007年に畑を譲り受け、瞬く間に頭角を現したトマ・モレ。父や、カリフォルニアで最新の醸造を学ぶなど精積をできました。した感性と才能に目をつけたのがDRC当主オベール・ド・ヴィレーヌ氏。メーヌと並んで2007年～2009年までDRCモンラッシェの栽培責任者を担当し、その類稀なる才能を如何なく発揮しました。自分のドメーヌに集中する為、3年間でその職を退きましたが、ここでの経験は何物にも替えがしたい素晴らしいものだったと伝えています。 彼のワインは恵まれたテロワールの素晴らしさを最大限に活かし、得られる全ての要素を余すところなく表現した見事な造り。確かな知識に裏打ちされた巧みな造りと天性とも言えるその優れた感性との融合から生まれるワインは他の追随を許しません。栽培は以前からビオロジックを実践していましたが、いくつかの畑ではすでにビディナDRCで働いていた時に実践していた全く同じ栽培法を取り入れており、引き続き高みへ進み続けているのです
。ボリューム感があり、そして、最も肉感的なワインと言われています。トマは、0.10haを全て。 畑はシャサーニュ側の区画に3ヶ所あり、そのひとつは「ル・モンラッシェ」に隣接しています。2/3は1950年、1/3は1964年に植樹されました。極限までエレガントな質感が絶妙に重なった素晴らしいスタイル。太く、肉厚で、ワインらしい、フルボディのバタール・モンラッシェは、ハチミツやトースト、アーモンドのアロマを噛み締めるように感じるほどしっかりしています。長い年月をかけて初めて大輪の花を咲かせることができます。