ピノ・ノワール
ピノ・ノワールは、フランス・ブルゴーニュ地方を原産とする黒ブドウ品種です。この品種から造られるブルゴーニュの赤ワインは、繊細でエレガントな味わいが特徴。ラズベリーやチェリーといった赤系果実の豊かな香りに、滑らかな酸味と柔らかなタンニンが絶妙なバランスを生み出します。
シャンパーニュの原料としても多く栽培されており、ピノ・ノワールを多く使用したシャンパーニュは、ベリーのような香りとジューシーな味わいを持つ傾向にあります。
現在では、フランスだけでなくカリフォルニアやニュージーランドなどでも高品質なピノ・ノワールが生産されています。上品で飲みやすく、食卓のさまざまな料理とよく調和するため、特に鶏肉や鴨肉、サーモン、マッシュルームを使った料理などとの相性が抜群です。
また、ピノ・ノワール100%で造られる「ロマネ・コンティ」をはじめとする特級ブルゴーニュワインは、その希少性から価格が高騰。今や、ピノ・ノワールは世界で最も注目を集める赤ワイン品種の一つといえるでしょう。