こんにちは、ラ・ヴィネ 店長の阿保です。

今日も朝から晴天ですが、気温はなんと4℃です。

日本の杉ヒノキ花粉から解放されて調子は結構よいのがありがたいです。

 

さて、昨日からシャンパーニュを巡っていますが、今日は更に南下します。

 

シャンパーニュ好きの皆様にはお馴染みのコート・デ・ブラン地区の南に広がるコート・ド・セザンヌ地区です。自身としてはあまり訪問実績のないエリアということもあり、掘り出し物がないかと探しに来た次第です。

 

 

最初に訪問したのはCONGY村の蔵元です。コンジーと言えば、やはりユリス・コランが有名ですよね。今回はそんな蔵元を横目に、新たな蔵元を訪問です。

 

対応してくれた当主の奥様ファティマさんにはすごく歓待いただいて、蔵元のスタンダードクラスから、10年以上熟成された極上2008年や2009年など特別なものまで全て開けたばかりの12本も味見させてもらいました。

 

内容も素晴らしく、こちらも早く皆様にご紹介したいシャンパーニュです。

 

今回唯一取引実績のある蔵元として訪問したロジェ・バルニエ、ラ・ヴィネ虎ノ門店の店長花島が訪問実績のある蔵元です。昨年には娘さんのアリクスが来日した際に、私もお会いしてそのシャンパーニュを味わって、とても美味しかったので、是非訪問してみたかったところです。

 

前回来日時には限られたボトルと、お話しだけで味わうことのできなかったシャンパーニュ等、いろいろ贅沢にテイスティングさせていただきました。

 

もうとにかくその熟成された魅力的なシャンパーニュを贅沢にポンポン開けてもらって恐縮です。

 

午前からあまりにも多くのシャンパーニュを味わうのはハード極まりなし!

 

お昼は、小さなセザンヌの町でランチ、ちょうどよいレストランがなかなか見つからず、新しくオープンしたというケバブのお店でランチでした。なかなか美味しくてビックリです。

 

午後一は、こちらも新規取引を考えている蔵元で、セドリックさんと共にそのシャンパーニュをテイスティング、キュヴェが再編中のようで、自分がどのキュヴェを味わっているのか若干混乱でしたが、その味わいは満足度高いのが嬉しいところ!

 

 

そしてまた新たな生産者を求めてBAYE村へ、こちらは結構クラシックなスタイルが特徴的です。若いジュリアンが6haの畑から生み出すシャンパーニュは、どちらかというとコストパフォーマンスの高いお手頃なタイプでしょうか。

 

 

そして本日最後の訪問先は、ALLEMANT村の蔵元です。ここは、コート・ド・セザンヌ地区では特に高価なシャンパーニュを生み出している蔵元です。

 

 

リキュール添加も行わないで仕込まれる素材感のあるスタイルが全体を通して魅力と感じられるものでした。どれも4番バッタークラスで、どれを仕入れるか悩むところです。

 

今日も一日無事に生産者訪問も終了です。

 

しかし、相変わらずシャンパーニュを立て続けにテイスティングするのは本当に酸味との闘いです。シャンパーニュなので、濃い赤ワインを味わうよりも簡単そうに思われるかもしれないですが、シャンパーニュの特徴となる高い酸度は、赤ワインのタンニン以上に取り扱いが大変です。口中をなんとかニュートラルに戻しながら、それぞれのシャンパーニュの魅力をくみ取る作業を一日続けるわけですから、仕事終わりはなかなかの疲れを実感するところ。ワイン好きの皆様にも一度経験してもらいたいですね。

 

さて、今日はこの地の中心地であるセザンヌの町にあるオーヴェルジュに宿泊です。

 

レストランのお料理はなかなかの美味しさで、ようやく美味しいものにあり付けた感じがしました。

 

明日は午前中シャンパーニュ地方を巡った後は、東のロレーヌ地方へ移動します。

ラヴィネスタッフ