シャトー・ムートン・ロートシルト　ポイヤック　1999

シャトー・ムートン・ロートシルト　ポイヤック　1999
CHATEAU MOUTON ROTHCHILD　PAUILLAC 1999
メドック公式格付第一級シャトー。1855年に制定された格付けは、100年以上も変更されることはありませんでしたが、1973年に唯一それを覆し、第一級に昇格したシャトーがこのムートン。その際に、「Premier je suis, Second je fus, Mouton ne change.」「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」という名言を残したことは有名な話。
こちらの1999年ヴィンテージは、「エキゾチック」。果実味、タバコ、各種スパイス（特にクローブ）、ペッパー系び香りに、いろいろなトーンの煮詰めた果実のアロマが覆いかぶさってきます。23年以上熟成してまさに飲み頃を迎えた世紀末ヴィンテージ。

ラベルデザインは、レイモン・サヴィニャック（1907〜2002）。1949年の展覧会で「モンサヴォン社の牛乳石鹸」ポスターが大成功をおさめるきっかけとなり、世に躍り出ました。1951年、Grand Prix de l'Affiche（広告グランプリ）を受賞。それを皮切りに数々の広告デザインを手掛けました。
このムートン1999年ヴィンテージでは、ムートンのシンボルである牡羊が、ウインクしながら後ろ足を蹴り上げる。元気いっぱいに千年紀の終了を告げ、我々を祝宴へと誘います。