「ヴィンテージワイン」─ それは時を刻んだ特別な一本。
ワインの「ヴィンテージ」とは、ブドウが収穫された年のこと。その年ごとの気候や風土がワインに個性を与え、一本ごとに異なる深い味わいを生み出します。
このページでは、当店のワインをヴィンテージごとにお選びいただけます。 大切な方の生まれ年や思い出の年にちなんだ一本を見つけてみませんか?
当店は、創業30年を超える都内のワイン専門店として、豊富な知識と経験のもとにヴィンテージワインを直輸入し、適切に保管・管理していますので、安心してヴィンテージワイン本来の美味しさをお楽しみいただけます。
誕生日や記念日に、かけがえのない想い出とともに、心に残る一杯をお楽しみください!
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都内有数の品揃えを誇るワイン専門店の恵比寿ワインマートでは、専用のセラールームで、各ヴィンテージのワインを適切に保管・管理しています。記念の年にふさわしい一本を、安心してお選びください。
2020年代
2010年代
- 2019年(76件)
- 2018年(58件)
- 2017年(31件)
- 2016年(22件)
- 2015年(29件)
- 2014年(12件)
- 2013年(12件)
- 2012年(11件)
- 2011年(7件)
- 2010年(18件)
2000年代
- 2009年(7件)
- 2008年(4件)
- 2007年(7件)
- 2006年(5件)
- 2005年(13件)
- 2004年(6件)
- 2003年(5件)
- 2002年(7件)
- 2001年(3件)
- 2000年(2件)
1990年代
- 1999年(8件)
- 1998年(4件)
- 1997年(2件)
- 1996年(11件)
- 1995年(6件)
-
1994年(0件)
- 1993年(1件)
- 1992年(1件)
- 1991年(1件)
- 1990年(8件)
1980年代
1970年代
1960年代以前
ヴィンテージチャート
ワインのヴィンテージごとの評価をまとめた表を「ヴィンテージチャート」と呼びます。
このヴィンテージチャートは、フランスワイン専門店La Vinée(ラ・ヴィネ)のソムリエが多くの現地訪問による情報をもとに作成。
フランス各地の作柄を独自に採点し、飲み頃の目安も記載した当社オリジナルのヴィンテージチャートです。

※クリックで拡大します
ヴィンテージの基礎知識
1. ヴィンテージとは?
ワインにおける「ヴィンテージ」とは、ブドウの収穫年を指します。
その年の気候条件がブドウの成熟度や酸度、タンニンの構造に影響を与え、ワインの品質や熟成ポテンシャルを左右します。
フランスのAOC/AOP(原産地呼称制度)では、高級な産地であればあるほど、単一年のブドウのみを使用することが義務付けられる傾向があります。
つまり、ヴィンテージの違いがワインの個性として重要視されているのです。
2. ヴィンテージがワインの品質に与える影響
ヴィンテージによってワインの構成要素は大きく変わります。主な要因は以下の通りです。
- 気温:温暖な年は糖度が上がりアルコール度数が高く、冷涼な年は酸が際立つ。
- 降雨量:開花期・収穫期の降雨は果実の希釈や病害リスクを高める。
- 日照時間:十分な日照によりフェノール類が発達し、香りや色合いが深まる。
- 土壌の水はけ:干ばつ年でも優良な土壌は適度な水分を保持し、ブドウの品質を保つ。

3. ヴィンテージごとのワインの特徴
ヴィンテージごとに、同じワイナリー・品種でも異なる味わいになります。 例えば、ボルドーのメドック地区では、以下のような傾向が見られます。
- 偉大なヴィンテージ(例:2000年、2005年、2009年、2010年、2016年)
→ 理想的な気候条件に恵まれ、果実味・酸・タンニンのバランスが取れた長期熟成向きのワイン。特に2010年は構造がしっかりしており、長期熟成に適する。 - 冷涼なヴィンテージ(例:1994年、1997年、2007年、2013年)
→ 比較的冷涼な気候の影響で、酸が際立ち、エレガントで繊細なスタイル。飲み頃が早いものも多い。 - 暑い年のヴィンテージ(例:2003年、2009年、2018年)
→ 高温と乾燥した夏により、凝縮感があり果実味豊か。アルコール度数が高めで、比較的若いうちから楽しめる。
4. ヴィンテージごとの適正な熟成期間
ヴィンテージによって熟成ポテンシャルも変わります。 例えば、ボルドー左岸のカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、グレートヴィンテージなら20年以上の熟成が可能ですが、 早飲み向けのヴィンテージでは5〜10年程度がピークになります。
ヴィンテージタイプ | 熟成期間 | 特徴 |
---|---|---|
グレートヴィンテージ | 15〜30年以上 | 力強いタンニン、酸がしっかり |
平均的なヴィンテージ | 8〜15年 | 果実味と酸のバランスが良い |
早飲み向きヴィンテージ | 5〜10年 | 酸が低く、まろやか |

5. 近年のヴィンテージとワイン造りの変化
近年は気候変動の影響で、ヴィンテージの傾向にも変化が見られます。 例えば、ボルドーでは1990年代以前と比べて、近年のヴィンテージは温暖化の影響で果実味が強くなり、タンニンが熟しやすくなっています。
さらに、最新のワイン造りでは技術が向上し、厳しいヴィンテージでも品質を安定させることが可能になっています。 例えば、選果技術の向上やマイクロ・オキシジェネーション(酸素管理)により、収穫年の差を補うことができるようになりました。
6. ヴィンテージの楽しみ方、選び方
- 生まれ年ワイン:誕生日や記念日など、特別な日の思い出として。贈り物に!
- 飲み頃のワインを選ぶ:ワインの熟成具合に合わせて楽しむ。熟成ピークを狙う。
- 希少なヴィンテージのコレクション:市場に出回る量が少ない年は、将来的な価値が高まる可能性あり?
ヴィンテージ選びは、単なる「良し悪し」ではなく、ワインの持つストーリーやその年の特徴を楽しむことが醍醐味です。
ぜひ、あなたにとって、大切な人にとっての、特別な一本を見つけてみてください!

ヴィンテージワインの取り扱い方
熟成したワインの味わいを最大限に引き出すためには、適切な準備が欠かせません。古いワインを楽しむための、取り扱いのポイントをご紹介します。
1. 保管と温度管理
保管時はボトルを横置きにして、安定した温度(13-15℃)の暗い場所で保管することが大切です。ボトルを横に寝かせることで、ワインとコルクが常に接触し、コルクの弾力性と密閉性を保つことができます。湿度は70%前後が理想、直射日光と振動、急激な温度変化は避けましょう。
2. 飲む前の準備
開栓前は数時間ボトルを立てておくと、風味が落ち着きます。特に澱(沈殿物)が多い赤ワインの場合は数日前には立てておき、しっかりと澱を沈めておくのが理想的です。
3. 飲む時の温度調整
赤ワインは室温(18-22℃)、白ワインはセラーや冷蔵庫から少し出して10-14℃程度に調整します。温度によって味わいや香りが大きく変わるので注意しましょう。
4. 抜栓
長年寝かせたワインは、コルクが脆くなっていることがあるため、抜栓は慎重に行う必要があります。まずコルクの状態を確認し、ソムリエナイフを使って慌てずゆっくりと抜くことが大切です。急な動きや力強い引っ張りは避けましょう。
コルクが壊れたり落ちてしまいそうな場合は、プロング式のコルク抜きやデュランド、パニエなど専用の道具を使うと良いでしょう。もし破片が混入してしまっても、ストレーナー等でろ過すれば安心です。
5. デキャンタージュ
デキャンタージュとは、ワインをボトルから別の容器(デキャンタ)に移し替える作業のことです。主な目的は2つあり、1つ目は古いワインから澱(沈殿物)を分離することです。2つ目はワインを酸素に触れさせることにより、香りや味わいを開かせることです。
適切なデキャンタージュによって、ワインの風味は劇的に変化し、より豊かな味わいを楽しめるのです。細心の注意を払いながら、静かにデキャンタに移しましょう。

6. グラスの選択
適切な形状のグラスを使用することで、ワインの香りや味わいを最大限に引き出せます。古いワインには、やや広めのボウル(グラスの丸い部分)と、少し細くなった口元が最適です。これにより、ワインの複雑な香りが集中し、ゆっくりと広がっていきます。また薄手のグラスを選ぶことで、古酒の繊細な風味をより感じることができるでしょう。
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