こんにちは、ラ・ヴィネ の阿保です。
ブルゴーニュの朝は今日も曇りで、雨がちらついていますが、結構暖かいのはありがたいところです。
さて、今日はブルゴーニュ2日目です。昨日はコート・ド・ニュイ地区のみを巡りましたので、今日はコート・ド・ボーヌ地区を集中的に巡ります。
MALDANT PAUVELOT
ここは既に弊社スタッフが2022年に訪問して以来お付き合いのある蔵元です。ショレイ・レ・ボーヌ村を本拠地としています。会社組織として結構大きく、クラフト系のジンやラム、またビネガー各種まで製造しているという変わり種です。
そんな感じなので、ワインもモダンな印象かと思いきや、結構骨格のある男前な感じの造りが印象的です。製品化されている2023年を始め、2022年や2021、2020年のボトルも一部テイスティング、なかなか良いものが多くて嬉しい訪問となりました。
CAPITAIN GAGNEROT
お次はやはりお馴染みの蔵元カピタン・ガニュロ。
ピエール・フランソワ・ガニュロが采配を振るっています。
カピタン・ガニュロと言えば、ポンソなども使用している独特なカプセルのような形状をしたシンセティックコルクですが、一部ナチュラルコルクも復活するようです。
ワインとしてはちょっとマニアックな感じがするラドワ村のワインですが、やはり味わってみるとこれがとっても美味です。
最新でボトリングされた2023年のラドワは、赤も白もとっても魅力的な味わいです。
通常3つのコルトン・ルージュをリリースしますが、きわめて収量がなかった2021年に例外的に全てブレンドして僅かに仕込んだものを特別に出してもらいましたが、今回の赤ワインの白眉でした。
午前の訪問を終えた後は、ムルソーの人気レストランLA GOUTTE D’ORで、仲良くしているジョゼフ・コランの奥様ヴェルジニーとランチです。
このレストランはフランス料理と日本料理を合わせたちょっとフュージョン系フレンチレストランとして人気みたいです。時間があまりなかったので、ワンディッシュランチになりましたが、お願いしたテット・ド・ヴォーをとても美味しく堪能させてもらいました。
久しぶりに味わったミクルスキのムルソー・グット・ドール2020年と思いのほか相性がよく、ついつい飲み過ぎになりそうでしたが、午後の訪問もあるのでちょっとで我慢しておきました。
さて、お次は新規の取引を予定しているカタルディーナさんの蔵元を訪問。
何度か味わったことがあったので、いくつか味わった2023年のワインは予想通りの美味しさでした。是非取り扱いたいと思いますが、あとはお値段でしょうか。少し悩んでから決めたいと思います。
こちらも新規の取引を考えて訪問となった、サヴィニー・レ・ボーヌの蔵元です。
とにかくキュヴェ数が多く、それでもまだまだ増えているそうで、30アイテムをゆうに超えるということです。今日はその中から、2023年の14本を厳選して、全て開けてもらうという豪華なテイスティングです。
春らしくタンポポとアスパラガスをいただきました。
ちょっと偏屈かもしれないですが、ブルゴーニュで違う産地のものは結構お得です。基本誰も頼まないですからね、熟成もしていて価格もビックリです。各産地でそんなお得なワイン飲めないか探してます(笑)
今日の夕食は予約もしていないので、ボーヌの町をぶらぶらしながら、適当なところで食事にしました。さすがにノンストップで生産者訪問続けてきたからか、大分疲れもたまってきたようです。
いよいよ明日が生産者訪問の最終日です。
午前の訪問を行った後は、パリに入る予定です。